肝斑の特徴と治療方法について

肝斑とはシミの一種です。ほほ骨、あるいは目じりの下に対して左右対称に発生するシミが肝斑と呼ばれます。
シミと比べて比較的幅広く、輪郭がはっきりしないのも特徴の一つです。
額や口のまわりにも発生することがあり、肝斑か否かを見極めるのは難しく、それらしき症状があるのならば、医師に相談するのが最適です。

肝斑の原因はほかのシミとは違う

①女性ホルモンの乱れ
シミの大半は紫外線が原因です。
肝斑はほかのシミとは違ってそれ以外の原因も指摘されています。
たとえば女性ホルモン。妊娠や経口避妊薬を服用したら肝斑が現れたケースもあります。閉経と同時に肝斑が消えてなくなったという報告もあります。高齢者で肝斑に悩む方が少ないことからも関係性がうかがえます。

②過度なストレス
他にもストレスによって肝斑が出来たケースも。過度なストレスによってホルモンバランスが崩れ、肝斑が出来上がったと考えられます。

③物理的な刺激
誤ったマッサージなどの物理的な刺激や毛細血管の拡張等も肝斑を引き起こす一因と言われています。洗顔時に力を入れすぎて、肝斑を引き起こしてしまった人も。

肝斑の治療方法

肝斑の治療を個人で行うのは困難です。シミやそばかすなどと併発している人もいるので、セルフケアだけで解決するのはほぼあり得ません。できるのはあくまで肝斑の抑制までです。根本的に解決したいのならば、専門家のもとで長期的な治療が必要になります。
①飲み薬による治療
肝斑の治療方法で有名なのは飲み薬によるものです。皮膚の生成を助けるビタミンCやメラニンの発生を抑制するトラネキサム酸などが処方されます。ただし、降下が現れるまでに、1ヶ月以上の期間があるといわれています。

②専用のレーザー治療・レーザートーニング
肝斑の治療と言えば飲み薬が有名です。これは飲み薬が一定の効果がある以上に、レーザーなどによる治療が行えなかった背景があります。肝斑が起きている肌は、メラニンを作るメラノサイトが敏感で、ちょっとの刺激で活性化してしまいます。無理やりレーザー治療などを行なえば、肝斑が悪化することもあり得ました。
しかし、最近では肝斑治療用のレーザー・レーザートーニングが開発されています。レーザーの出力を調整し、広範囲に効果を抑えたレーザーを均一に照射することで、メラノサイトを刺激することなくメラニンを減らすことが出来るようになりました。繰り返し専用のレーザーを照射することで徐々に肝斑を弱めることができます。威力を抑えたレーザーなのでダウンタイムが短く、気軽に治療を受けることが出来ます。レーザー治療では①の内服薬も併用されることがほとんどです。
また、レーザートーニングは肝斑だけでなく、シミやくすみ、毛穴の開きにも効果があるといわれています。

肝斑を予防するために

①ストレス・ホルモンの乱れ対策
大切なのはホルモンバランスを乱さないことです。
そのためにも日頃のストレス管理が重要です。日頃仕事などでストレスを過剰に感じている人は何かストレスを発散する手段を用意すべきでしょう。
また、暴飲暴食・生活リズムの乱れなどもホルモンバランスに悪影響です。生活習慣を見直すことが重要です。

②スキンケア習慣の見直し
たとえば洗顔の後、タオルで顔を強くこすってはいないでしょうか。物理的な刺激も肝斑を引き起こす一因です。洗顔後、タオルで顔を拭くときはあくまで優しくするべきです。
毎日何気なくやっている習慣を見直し、顔に強い刺激を与えないようにするべきです。

③紫外線対策も
肝斑が起きている肌は、普通の肌よりもメラノサイトが活性化しやすくなっています。他のシミ対策と同様に、外出時はUVケア製品などで紫外線対策を施しましょう。